...私は自分で燃す火力を充分に猛烈にする為めに蓄え得らるゝ限りの燃料を蓄へなければならない...
伊藤野枝 「人間と云ふ意識」
...七郎は自分の家へ帰って蓄えてある虎の皮を見たが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...胸に蓄えてゐる中は...
田山録弥 「大阪で」
...わたしはもうこの先二度と妻を持ち妾(しょう)を蓄え奴婢(ぬひ)を使い家畜を飼い庭には花窓には小鳥縁先(えんさき)には金魚を飼いなぞした装飾に富んだ生活を繰返(くりかえ)す事は出来ないであろう...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...一文の蓄えもあろうはずはありませんから...
中里介山 「大菩薩峠」
...不肖(ふしょう)なりといえども軽少ながら鼻下に髯(ひげ)を蓄えたる男子に女の自転車で稽古(けいこ)をしろとは情ない...
夏目漱石 「自転車日記」
...けれども彼はこの心苦しさにさえ打ち勝つべき決心を蓄えた...
夏目漱石 「それから」
...蓄えた女どもを一挙に殺し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...取換引替え蓄えた妾の一人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真弓は髪を蓄えて...
野村胡堂 「百唇の譜」
...お勝手許(もと)に一文の蓄えもなくなったと見てとると...
正岡容 「小説 圓朝」
...彼らは疾病や老齢に備えて蓄えをしないことは滅多になく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...波羅奈国の人苦心して七瓶金を蓄え...
南方熊楠 「十二支考」
...竜や蛇が財宝を蓄え護るという伝説が多い...
南方熊楠 「十二支考」
...殿様の御運を胸に蓄えている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...良民の蓄えを奪い上げて...
吉川英治 「三国志」
...兵馬を練り、食糧を蓄え、この夏の暴風雨で、城壁の石垣や塀が大破すると、すぐ命じて、修繕にかからせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鉄砲を蓄えなどしているのは...
吉川英治 「新書太閤記」
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