...ゴツホの向日葵(ひまはり)の写真版の今日(こんにち)もなほ愛翫(あいぐわん)せらるる...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...糸瓜と向日葵八月――日...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そんなに急に学問の話がしたくなったのです? ひとつ憲法の方は如何です? それとも蝶鮫(ちょうざめ)の山葵(わさび)漬けなどは?」「もう結構よ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...蚊のいない夏は山葵(わさび)のつかない鯛(たい)の刺身(さしみ)のようなものかもしれない...
寺田寅彦 「備忘録」
...帝国劇塲廊下にて葵山子に逢ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...家のうらで厩の側には葵の花が五六本立ちあがつてさいて居る...
長塚節 「芋掘り」
...葵の側には此の稀な晴天を幸にお袋が一寸の暇を偸んで洗つた仕事衣が干竿に掛けてある...
長塚節 「芋掘り」
...此向日葵(ひまわり)の眼にはならないよ...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...思いがけなく葵の手を離れて壁のほうへ飛んでゆき...
久生十蘭 「金狼」
...葵はそれどころではなかった...
久生十蘭 「金狼」
...帰るなり葵ノ壺へ行って問いつめると...
久生十蘭 「無月物語」
...野菜畠には、罌粟や甘藍や、向日葵のほかに、毎年ふた畑の煙草が播かれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...雨の日は我を見に来ず傘さして朝顔摘めど葵を摘めど私は花作りです...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それはまことに「葵色の高い枝付燭臺のやうに」輝かしく見える...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...大仕掛の山葵卸のようなそれ等の巖のギザギザに引っかかったまま固着したのか...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...葵(あおい)の紋ぢらしになっているせいだった...
吉川英治 「大岡越前」
...葵(あおい)は枯れる――と流行節(はやりぶし)を唄っていた...
吉川英治 「松のや露八」
...向日葵(ひまはり)の花...
若山牧水 「樹木とその葉」
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