...三百近い男女の瞳はその顔に萃(あつ)まつた...
石川啄木 「足跡」
...当時この館では写真の合間にオーケストラが歌劇の抜萃曲などを必ず一曲演奏することになつていたので...
伊丹万作 「私の活動写真傍観史」
...その一部を抜萃する...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...抜萃」と題する冊子ができあがったのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...吾妻鏡の本文を少し抜萃(ばっすい)しては作品の要所々々に挿入して置いた...
太宰治 「鉄面皮」
...それから歴史や物語からの抜萃(ばっすい)の類であった...
寺田寅彦 「映画時代」
...主として『江戸時代の科学』からの抜萃であるが...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究後日譚」
...問題を抜萃してみると...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...デューカの〈アリアーヌと青髯〉の抜萃曲だった...
久生十蘭 「だいこん」
...ここへ抜萃(ばっすい)してみよう...
久生十蘭 「地底獣国」
...そういう書物から厖大な抜萃を拵らえたものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...左(さ)に抜萃(ばっすい)することを許し給え...
福田英子 「妾の半生涯」
...極めて英作文の不得意な自分が辛うじて書いた稚拙な英文手紙の抜萃である...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...僕が今此処に述べつゝある此の(花の書)の抜萃を読んで...
牧野信一 「卓上演説」
...鳴雪翁の選評にかかる俳句選といふものの抜萃(ばっすい)が出て居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...ロシアの諸旅行家の著作の一般的抜萃を利用した...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...科学書からの抜萃をそのまま小説へはめこんだ...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...君が読んだその抜萃の原本だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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