...――これは外套の頭巾ばかりを木菟(みみずく)に被って...
泉鏡花 「薄紅梅」
...巣から落ちた木菟(みみずく)の雛(ひよ)ッ子のような小僧に対して...
泉鏡花 「絵本の春」
...殊に京都の物語は巽風(そんふう)・於菟子(おとこ)の一節を除いては極めて空虚な少年武勇伝である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ここに八十神その菟に謂ひて云はく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...かれ痛みて泣き伏せれば、最後(いやはて)に來ましし大穴牟遲の神、その菟を見て、「何とかも汝が泣き伏せる」とのりたまひしに、菟答へて言さく「僕(あれ)、淤岐(おき)の島五にありて、この地(くに)に度らまくほりすれども、度らむ因(よし)なかりしかば、海の鰐六を欺きて言はく、吾(われ)と汝(いまし)と競ひて族(やから)の多き少きを計らむ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...次に木の菟野(うの)の郎女...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...加るに先生の令嗣於菟君の恰海外に遊學せらるゝあり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...満園ノ奇香微風ニ動クハ菟裘(ときゅう)ノ薔薇ヲ栽(うう)ルナリ...
永井荷風 「向嶋」
...僕はまあ木菟ということになろうかな...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...昭和十年一月三上於菟吉(みかみおときち)自序ここにまとめた『日本橋』は...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...『新撰菟玖波集』の修撰のことから延(ひ)いて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...また於菟(おと)女史に書を送りて今回の渡航を告げ...
福田英子 「妾の半生涯」
...特に婦人の間に多くの読者をもっている三上於菟吉...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...今は菟原(うばら)ノ薄男(すすきお)とまで下賤(げせん)な人のように世間で呼ばれるようになった右馬(うま)の頭(かみ)とても...
室生犀星 「荻吹く歌」
...「菟原(うばら)ノ薄男(すすきお)といえる人はいつごろ此処(ここ)から去ったのでしょうか...
室生犀星 「荻吹く歌」
...右馬(うま)の頭(かみ)の菟原(うばら)ノ薄男(すすきお)はとある町うらの人の住まない廃家の...
室生犀星 「荻吹く歌」
...木菟(みみずく)にそっくりな瞼の皮をショボつかせ...
吉川英治 「私本太平記」
...三上於菟吉氏去り尾崎士郎氏退社し...
吉川英治 「親鸞」
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