...「荻窪(おぎくぼ)まで、どれほどかかる?」「十五、六分だな」「よし、荻窪だ...
江戸川乱歩 「影男」
...阿佐ヶ谷から省線で立川行きに乗り、荻窪、西荻窪、駅の南口で降りて、こがらしに吹かれてうろつき、交番を見つけて、チドリの方角をたずねて、それから、教えられたとおりの夜道を走るようにして行って、チドリの青い燈籠(とうろう)を見つけて、ためらわず格子戸をあけた...
太宰治 「斜陽」
...私が荻窪の下宿にいたとき...
太宰治 「俗天使」
...荻窪(おぎくぼ)の最下等の下宿屋の一室を借りて住んでいたのである...
太宰治 「無趣味」
...白を荻窪(おぎくぼ)の停車場(ていしゃば)まで牽(ひ)いて往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...西荻窪に来てみると...
中原中也 「散歩生活」
...こんなことなら荻窪の家に居て...
久生十蘭 「あなたも私も」
...荻窪の植木屋の離屋に...
久生十蘭 「あなたも私も」
...荻窪の御宅には弟子達の贈つた数本の大木の染井吉野もあつて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ただ往来のみあつて家のなかつた当時の辺鄙な荻窪は都人の住み得る処ではなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...真直に荻窪に帰って来た...
堀辰雄 「菜穂子」
...佐々木と同じ荻窪署に...
三好十郎 「日記より」
...こうおそいのに君一人じや高圓寺の奧までは物騷だが――」貴島の住所を聞くと荻窪だと言う...
三好十郎 「肌の匂い」
...荻窪の僕の住いの方へ來て見てくださいませんか」と言つた...
三好十郎 「肌の匂い」
...「荻窪の家は、君と貴島君と二人で住んでいるの?」「ええ...
三好十郎 「肌の匂い」
...荻窪の例の燒跡の近くまで來た時は既に夕方で...
三好十郎 「肌の匂い」
...荻窪などに歸る手は無いと反對されたが...
三好十郎 「肌の匂い」
...東京の郊外荻窪の遥青書屋に於て筆を擱くに当り...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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