...しかし小宮さんはどうしても荘厳な句だと主張してゐた...
芥川龍之介 「文章と言葉と」
...以上二つの旧知の名が、端なく我が頭脳(あたま)の中でカチリと相触れた時、其一刹那、或る荘厳な、金色燦然たる一光景が、電光の如く湧いて自分の両眼に立ち塞がつた...
石川啄木 「葬列」
...小池が雪の中に倒れて荘厳な雪の匂いがあると盛んに主張した...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...始めて綜合的客観詩人の徐(おもむ)ろに荘厳なる美術的伽藍(がらん)を築き来たらんとするにはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...誰も誤解をしないのだが研究室や教授会やと云った荘厳なカムフラージの下で行われるから...
戸坂潤 「社会時評」
...あるいはその最も荘厳な御業において...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その荘厳なる瀕死(ひんし)の勇者のまわりにはある聖なる恐怖が勝利者らのうちに萌(きざ)して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...サン・ジェルマン・デ・プレの修道院長大助祭はその全聖職者に命じて荘厳な行列をなさしめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また荘厳な所も無論ない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...学生というのはまた下らない事がやけに荘厳なことに思えて情熱を燃やすものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その目くるめく印象はボーセアンの荘厳な邸の前にあっという間に打ち砕かれてしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...他の荘厳なる声の轟きに耳を傾けるのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...荘厳な船も見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...全身泡瘡で斃れた私生児のアレグラを僕のハレムの最後においた僕の荘厳なハレムには少年の代りに母がゐなかった(だがそれはイースター祭に近い地中海の病床での...
槇村浩 「長詩」
...鉄の餌食(えじき)に投げ出すか知れないと思いつつ……馬鹿馬鹿しいくらい荘厳な全工場の...
夢野久作 「怪夢」
...その荘厳なものを今...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何とも言えぬ荘厳な心持ちを押しつけられた...
和辻哲郎 「樹の根」
...出来る限り荘厳な仕方で洗礼を授けられたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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