...自分自身に苦しむ自分その物の熱とあせの臭みとが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それが何故(なにゆえ)の傷であるかを判断するに苦しむに相違ない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...バターシー・フィールヅからの水を受けている家々は改良された水供給が全く存在しないのと同じ死亡率で苦しむであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...久しからずしてあまり変化がなくて無事に苦しむのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これを描写するあたわざるに苦しむなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...片隅(かたすみ)に隠れて一人で苦しむために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...苦しむだけの力さえももうほとんどもっていなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...確固たる信仰に生き、苦しむこと、泣くことの幸福を知るわずかな人々が、ここで今、世紀の罪滅ぼしの苦業をしているのだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...御米の苦しむのを...
夏目漱石 「門」
...ひろ子が余り苦しむのを見かねて...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...重罪に対しては余は適当の刑罰なきに苦しむのである」と言ったとか...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかしその夜をはじめ、それから幾夜となく、彼は苦しむ...
堀辰雄 「旅の絵」
...これから貧乏に苦しむことはありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...ぼくはパリで飢(う)えて苦しむのだけはもうつくづくいやだよ」「ぼくの両親のうちへ行けば...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...かく鼠が神の使となって人を苦しむるよりこれを静めんとて禁厭(まじない)を行うたり...
南方熊楠 「十二支考」
...世と共に苦しむ」意志と熱情です...
三好十郎 「恐怖の季節」
...恋愛というものはして苦しむほかのないことであると思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幾度(いくたび)となくわが心を苦しむ...
森鴎外 「舞姫」
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