「若し」の意味
もし
小説での「若し」の使い方
...外より見るとは街頭を行き若しくは山莊を訪ふ人の眼に周圍との調和が美しく浮び出ることである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...若しくは隣人を愛することを忘却した刹那にも猶神を愛する道はあるか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...更に若し父君が初から永井君を文學者になるのを許容して居たなら...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...若しかして溝が身長(みたけ)よりも深いとなると...
石川啄木 「菊池君」
...そしてこれが若し東京に於いてかの女(ぢよ)との關係のつき初める時に於けるかの鎌倉行きのやうなものであつたら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...若し裂け目がないとしたら...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...若しかくし置あらはるるに於ては...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...『若しそれが現實の事だつたら...
南部修太郎 「疑惑」
...若し推理によつて...
波多野精一 「時と永遠」
...それをしないでただそんなに頑強に僕を批難しても何もならん」私には、この世の中にそんな人間があるとは信じられず、又若し(しかり、正に千万度も「若し」だ!)そんな殺人者があったとしたところで、まさかその人間の名を彼が私に云い得る筈はない、と思ったので、ぴっしゃりと、叩きつけるように云ってやったのである...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...若し文三が物を言いかけたら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...激怒若しくは恐怖に由りて調子を高めたるものゝ如く聞き做(な)されたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...若し御迷惑でなかったら...
牧逸馬 「夜汽車」
...旅人若しこれを飲用するならば...
牧野信一 「鬼の門」
...若し心に叶うたのに出会せば...
室生犀星 「庭をつくる人」
...文人若し其許可を得れば恰(あたか)も重爵厚俸を得しが如くに喜びたりき...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...といつて若し大戰後の最初のこの夏に...
吉江喬松 「山岳美觀」
...若しくは崖の上から落ちて来る石に打たるるか...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
