...艶(なまめか)しい声をかけるじゃありませんか...
芥川龍之介 「開化の良人」
...一清い艶やかな蓮華草は...
石川三四郎 「吾等の使命」
...其顔が常よりも艶に見えた...
石川啄木 「鳥影」
...一五)夜の太陽或夜母の膝に小供は腰をかけて運動してゐるその顏は赤く輝いて笑つて居るうしろから小供にそつくりな母の顏も快く笑ふ健康に滿ち溢れた力強い美しさ赤い夜の光の艶々しさ今は見え無い太陽が夜を貫いてこゝに愛撫の手をのべる...
千家元麿 「自分は見た」
...豊艶な姿態の持主であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...どこかに女性らしい色艶があるものだということが...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...笑えば人を魅するような妖艶(ようえん)な色が出て来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう艶(つや)っぽい問題になると...
夏目漱石 「こころ」
...洗髮の凄艶なる姿――本所に住む...
長谷川時雨 「下町娘」
...命の色艶消えた死人に口はないというのに...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...同じ柳派へ出て新内(しんない)を語っているこのお艶は...
正岡容 「寄席」
...お春は楚々(そそ)として艶然(えんぜん)たる立姿を紅燈に照させながら...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...艶麗(えんれい)な女形の顔を真すぐに見据えるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...カステラ一箱持って遥々(はるばる)錦城館のお富(この艶婦の事は...
南方熊楠 「十二支考」
...にんがりと踏みつぶしたような妖艶な微笑がうかんで...
室生犀星 「香爐を盗む」
...すぐ妖艶な笑みにその色を隠してしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...兼好は酒艶(さけつや)の出ている土間の卓へ頬杖(ほおづえ)ついて...
吉川英治 「私本太平記」
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