「艱」の意味
困難
小説での「艱」の使い方
...地獄の苦艱(くげん)を現前するのである...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...その間には非常な辛苦艱難(しんくかんなん)を甞(な)めて屡々(しばしば)革命までも起して...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...人間の艱難を見て痛むなどゝいふ同情心も...
田山録弥 「社会劇と印象派」
...それに、かういふ態度にゐる作者の人生観は、わるく社会といふことのみに引張られて行つてゐて、貧富とか、艱難とか、幸福とかいふことを余りに多く問題にしすぎてゐる...
田山録弥 「小説新論」
...波浪の上の艱辛を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...……一切の艱難を憐むに於て自由である...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...多くの艱難(かんなん)を経た後になって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愉悦やまたは艱難(かんなん)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十年の恐ろしい艱苦に晒(さら)されたのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...牢屋の苦艱は...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...なんだか艱(なやみ)と云うような後声(しりごえ)が聞えて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...世間の艱難は少しも知らないのだな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...他のもろもろの艱難(かんなん)苦労に対するのと同様に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雪道の橇の旅で苦役に服し艱難に耐え...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...艱苦と、窮乏は、今の農場では、(むし)ツてもツても生えてくる雜草と等しく、殆ど、清掃される遑もない時代にあるが、鎌に觸るる朝露の音にも、鍬を立てて四顧する山野にも、朝夕の道の邊にも、農村には實に自然の伴侶がある...
吉川英治 「折々の記」
...出す素質がなければ艱難(かんなん)はただ意味なき艱難でしかない...
吉川英治 「三国志」
...この艱苦は全軍すべてがしている艱苦だ...
吉川英治 「私本太平記」
...常陸から移住して来たわれわれ祖先の艱苦(かんく)の賜物(たまもの)なのじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
