...露のひぬま……と書かれた扇を手文庫から出して人知れず愛着の思いを舒(の)べているところに跫音がして...
上村松園 「朝顔日記の深雪と淀君」
...近頃にない舒(の)びやかな心持になって門を出たら...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...緊張と寛舒(レラクセーション)の利害を論じた...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...他方に液体の分子集合の緩舒(かんじょ)な状態を考えれば...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...これは寧ろ初め舒業順の三字を敍の字で以て解釋するのみで足つてゐたのを...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...八ツ手の若芽舒ぶ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...糸瓜や南瓜の舒び放題に舒びた蔓の先に咲く花が...
永井荷風 「蟲の聲」
...夏姫の子の徴舒(ちょうじょ)が前を過ぎた...
中島敦 「妖氛録」
...蕉ハ葉ヲ落サズ一葉舒(ノブ)ルトキハ則チ一葉蕉(カ)ル...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花後に細毛ある葉を舒(の)べ小核果を結ぶのである...
牧野富太郎 「植物記」
...うまし國ぞあきつ島やまとの國は舒明天皇御製なり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...脚を舒(の)べて睡るに反し...
南方熊楠 「十二支考」
...袈裟を舒(の)ばせば格別大きくなる...
南方熊楠 「十二支考」
...丸山の阿部邸には一種便安舒暢(べんあんじよちやう)の気象が満ちてゐたかとおもはれる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...舒(徐)の地方から来たといわれる徐福なども...
柳田国男 「故郷七十年」
...此雲の徂徠、雲の卷舒、到底下界では見られない現象である...
吉江喬松 「山岳美觀」
...羽翼ヲ舒(ノ)ベ張ル...
吉川英治 「三国志」
...両手を舒(の)べわが口を子の口に吻(つ)く両情一致...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
