...十一年の年月病身の舅にかしずいて来た人知れぬ労苦も...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...舅(しうと)は態(わざ)としかつべらしい口ぶりをして言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...葦牙彦舅神と其性質を融通するが如く...
高木敏雄 「比較神話学」
...すると舅が言った...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...広異記(こういき)に封使君のことがあるじゃないか」杜陽は後に舅が没(な)くなったのでその事業を引受けてやったが...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...きっと舅様だと思います』と妻は云った...
小泉八雲 田部隆次訳 「雉子のはなし」
...武男が舅(しゅうと)中将より千々岩に関する注意を受けて帰りし両三日後(のち)...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...自分等(じぶんら)の方(はう)の(あん)へは砂糖(さたう)を入(い)れても舅(しうと)の方(はう)へは砂糖(さたう)を入(い)れなかつたなんて暫(しばら)く前(まへ)に聞(き)いたつけが」内儀(かみ)さんは獨(ひとり)で低聲(こごゑ)にいつた...
長塚節 「土」
...舅の姿が見えると同時に消えて無くなってしまいました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...小禽(ことり)のようにおどおどとして舅姑(しゅうと)につかえたのだろう...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...何(なに)も舅(しうと)姑(しうとめ)のやかましいが有(あ)るでは無(な)し...
樋口一葉 「十三夜」
...仲人の庄屋の官平殿のお上さんの舅のはげ親父殿が言わったか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...そして舅は、何時でも、二三日のうちには――を繰り返しながら酒飲みの日を続けて、やがて鳥のやうに去つてしまふのが常だつた、宿には散歩に行つて来ると云ひ残したまゝで――...
牧野信一 「円卓子での話」
...実父が亡くなつてから訪れて来る舅は何時も村はづれの海辺にある半下宿風の家を宿にしたが...
牧野信一 「円卓子での話」
...そうして舅姑(しゅうとしゅうとめ)の葬式の日に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...……国舅、さらに説いて、朕に訓(おし)えよ...
吉川英治 「三国志」
...故に、対等の礼を執って、美濃と尾張の国境にあるこの本願寺領の中立地帯まで、双方から出向いて来たのであるから、舅とはいえ、出迎えの礼は執らねばならないのではないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...堀部安兵衛の舅(しゅうと)の弥兵衛金丸(かなまる)なのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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