...ここへ舁(かつ)ぎこむ途中から...
芥川龍之介 「忠義」
...文太郎は東か西かをも辨へず唯日の當らぬ涼しい空氣の中に舁ぎ下ろされた事許りを意識してゐたのであつたがこの言葉を聞いて春三郎以上に蘇生の思ひをした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...浅ましゅう口をふたがれ眼をふたがれて何処(いずく)ともなく舁き行かれそうろうほどのこゝち...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...七ちゃんでも舁(か)いてもらうべい」野良番四人の為に蓆の上に膳が運ばれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...棺を舁(かつ)いで御出の時襷(たすき)にでもと云って新しい手拭を四筋置いて往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...棺が縁の方に舁(か)き出された...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...やがて棺が舁き込まれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...切棒は実際においては三人で舁き...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...量子論を舁ぎ出し...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...二人の駕籠舁が取って押えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...駕籠舁というものは身体ひとつが資本...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「以前とちがって今は駕籠舁渡世...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...棒に縛られて舁がれてゆくこの高雅な山の幸(さち)は...
三好達治 「測量船」
...ゆるゆる輿を舁(か)かせて来たので...
森鴎外 「寒山拾得」
...棒の下に通して舁(か)くことがまれにはある...
柳田国男 「母の手毬歌」
...まぬけな駕籠舁(か)きで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...不平だけでは旗じるしとして舁(かつ)ぐに足らない...
吉川英治 「私本太平記」
...重いぜ」駕舁(かごかき)でさえ持ち扱いかね...
吉川英治 「松のや露八」
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