...臆病風(おくびょうかぜ)が立ち出したのです...
芥川龍之介 「白」
...最も臆病に、最も内心に恐れて居つた自分も、側から騷がれると、妙に反撥心が起る...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...給油船が臆病らしく固まり...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...臆病というか、卑怯というか、あまりに見苦しいではないか、はやく面会させなければいけない」と、裏面から牽制して帰った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そしてしかも、この雄大なドラマに伴うものは、思想の臆病、いっさいのものの上に天がける思想に大胆のないことであった...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...どんなに私は近所の人々の臆病を呪ったことだろう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...余は元来臆病な方だが今更止めるわけに行かぬので小僧サンのあとについて登る...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...八月十日の卒倒菩薩は私から過去の暗影を払拭してくれた、さびしがり、臆病、はにかみ、焦燥、後悔、取越苦労、等々からきれいさつぱりと私を解放してくれた...
種田山頭火 「其中日記」
...彼等も太古の神の代の戦争を記臆していて...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...臆説とも呼ばれる...
戸坂潤 「辞典」
...老女の身辺には幾多の臆測が加わりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お通夜に行って何にも知らずに今帰ったばかりですが――」与次郎はゴクリと臆病らしく固唾(かたず)を呑みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何しろ生優しい事件じゃないのだからね」山木はまた臆病そうな眼つきになって...
久生十蘭 「魔都」
...臆病風に吹かれたとして置いて下すってもいい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...それほど臆病(おくびょう)な自分ではなかったはずであるがと悲しんだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼女はこんな事ではないかと臆測してはゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...かれの臆病な悪魔的な考えは萎(な)え惧(おそ)れた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...他人の色々な臆測は...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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