...膠固(かうもと)より已に深し...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...膠(にかわ)ではいだ合せ目もばらばらになってしまいましたから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そうしてあらゆる膠質的(こうしつてき)浮游物で象嵌(ぞうがん)された空間の美しさである...
寺田寅彦 「柿の種」
...求めて一塊の岩礁に膠着(こうちゃく)して常に不自由を喞(かこ)つ人も稀にはあることはあるように思われる...
寺田寅彦 「学問の自由」
...彼の頭にはおそらくこの「夕飯(ゆうめし)のかますご」が膠着(こうちゃく)していてそれから六句目の自分の当番になって「宵々(よいよい)」の「あつ風呂(ぶろ)」が出現した感がある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...この微粒子と膠質とが...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...日本で墨の膠のことを重視したのは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...「おやじの血が騒ぐから」と膠(にべ)もなくはねつけ...
久生十蘭 「川波」
...膠質状態の研究等...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...一寸(ちょっと)こう膠(にかわ)みたいなにおいがする―兎(と)に角(かく)...
古川緑波 「清涼飲料」
...ユルデ即ち白膠木(ぬるで)の葉から酢を搾りそれをさう呼んで居た(人類學雜誌一九〇號)...
柳田國男 「食料名彙」
...膠(にべ)もなく云った...
吉川英治 「三国志」
...ここの膠着(こうちゃく)をすてて...
吉川英治 「私本太平記」
...見たのか」膠(にべ)もなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...膠着状態(こうちゃくじょうたい)がつづき...
吉川英治 「新書太閤記」
...親に遠慮はないという膠(にべ)のなさである...
吉川英治 「源頼朝」
...べつに」「では阿波のご住人か」「そうでもありません」膠(にべ)のない若衆である...
吉川英治 「宮本武蔵」
...習字の草紙は墨の膠(にかわ)でピカピカに光るほど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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