「膜」の意味
物体の表面を覆う薄い皮状のもの
「膜」の例文(場面別)
- 生物学細胞膜は細胞内外の物質交換を調節する重要な構造です。
- 食品加工ソーセージの腸詰めには天然の羊膜が使われることがあります。
- 建築防水膜を屋根に張ることで雨漏りを防ぎます。
- 医学鼓膜穿孔がある場合、水泳時に専用の防水耳栓が必要です。
小説での「膜」の使い方
...それから水の上にうすく流した油の膜(まく)もそれに近いものだと思います...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...例えば手や脳膜の構造を絶対的に完全なものと見なした...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...腹膜の方へ破れると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...病症は大体察してゐた通りの単純な乾性肋膜炎であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...また写真乾板上の一点に高圧電極の先端を当てて暗処で見るとその先端から小さな火球が現われて徐々に膜上をはって行く...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...そのうち彼は肋膜を病んだ...
豊島与志雄 「椎の木」
...鼓膜に触れた物の音で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その膜が順次に凍ってゆくということになる...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...その膜の一部を一寸つつくと...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...鈴(りん)の音(ね)が鼓膜の及ばない幽(かす)かな世界に潜り込むように...
夏目漱石 「道草」
...喉頭部の粘膜に摩擦して...
平林初之輔 「二人の盲人」
...十円さ」と突然鼓膜(こまく)を破る昇の声に駭(おどろ)かされ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...さうすると星が目の網膜の外囲部に映る...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...加けに年柄年中水車の尾鳴り震動の中で暮してゐるために皮張りのやうな鼓膜になつてゐたから...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...其の幽韻は囁(さゝや)くやうに人の鼓膜に響く...
三島霜川 「解剖室」
...そのようにお前の目にはまだまだフランス人の膜がかかっている...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...鼓膜(こまく)をつきぬかれて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...息は絶えながらドンヨリした死膜(しまく)の目で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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