...暑いわ」みどりが「お狐(きつね)さん」と綽名(あだな)されているすこし上(あが)り気味(ぎみ)の腫(は)れ瞼(まぶた)をもった眼を...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...塩っぱい水腫でふくれたなかで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...みぎのかほが、は(腫)れ、なにやらかやら、たのしまず...
太宰治 「盲人独笑」
...その内部に出來てるる腫物が外部から觸つて見てもそれとわかるくらゐになつて行つてゐるのを見た...
田山花袋 「道綱の母」
...目がまるで腫れふさがつてるぜ...
徳田秋聲 「浪の音」
...聲を發する毎に臍凹み頭腦は腫張して頗る畸形なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...長いあいだ子宮水腫になやみながら世帯の仕事になやんでいた母親をも...
豊島与志雄 「夢の図」
...東桂さんが一所懸命ふき出さした腫物は西洋の薬できれいに洗はれてぢきによくなつてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...けだし予の浮腫は登山前より...
野中到 「寒中滞岳記」
...唇がいやに腫れぼつたく色が惡くて...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...ふわふわに腫れ上つた火傷患者に附添つて...
原民喜 「火の踵」
...親譲りの癌腫というぬきさしのならない宿命にたいする崇高なレジスタンスなんだと自分では信じている...
久生十蘭 「肌色の月」
...灰色の頸には大きな膿腫が認められました...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...泣き腫(は)らした目を人に見られることが恥ずかしいのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...目も少しは腫(は)れていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこの白い窓では腫れ上った首が気惰(けだ)るそうに成熟しているのが常だった...
横光利一 「街の底」
...今朝の顔は腫(は)れぼったい...
吉川英治 「新書太閤記」
...足の土踏まずが熱して腫(は)れ痛(いた)む時にはみみずを泥のまま摺(す)りつぶして塗ること秘方の一つ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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