...而して彼は満腔の覇気...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...お椀のような頭蓋骨が、下に落ちると、頭蓋腔の中から、灰白色の脳がとびだしてきた...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...それら無数の巨大な口腔が...
谷譲次 「踊る地平線」
...その口腔(こうこう)に含まれた空気は...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...自分の口腔(こうこう)全体に対して異常に大きく...
寺田寅彦 「柿の種」
...腹腔(ふくこう)のほうではもうずっと弱く消されていた...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...金曜日はまっ直ぐに口腔外科へ行く...
外村繁 「日を愛しむ」
...青銅製口装(くちごめ)五十斤の滑腔砲を発射させたのは...
直木三十五 「南国太平記」
...今なおわたくしの旧著を精読して批判の労を厭(いと)わない人があるかと思えば満腔(まんこう)唯感謝の情を覚ゆるばかりである...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...鼻腔(びこう)を覗いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕の鼻腔から僕の肺臓に吸はれてゆく...
原民喜 「魔のひととき」
...実にも深刻なる多くの思想家はこれに依つて彼等の思想上の阿堵物を鼻腔から追放することが可能であるといふことを証明した権威の故に基くのである...
牧野信一 「嘆きの谷で拾つた懐疑の花びら」
...」と私は満腔の想ひを空に向つて次々に追放するかのやうに腕を張り...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...今日の観衆の生活感情のどういうものがそのハピイ・エンドに満腔の喝采をおくり得なかったか...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...青い青い月の光りのなかに満腔の思いをこめて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うつろに鼻腔を鳴らした...
吉川英治 「私本太平記」
...勿論沢庵に満腔の敬意を払っていたに違いないが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...鼻腔(びこう)でだけ呼吸(いき)をして...
吉川英治 「松のや露八」
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