...自分(じぶん)は遂(つい)に何(なん)の仕出(しで)かしたこともなかった!何(な)んという腑甲斐(ふがい)なさ……何(な)んという不運(ふうん)の身(み)の上(うえ)……口惜(くや)しい……悲(かな)しい……情(なさ)けない……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...どこが腑におちないのか...
海野十三 「宇宙戦隊」
...博士があれほど注意を払って、大切にしている部屋であるにもかかわらず、床ばかりで、何物もおいてないというのは、腑に落ちかねる...
海野十三 「火星兵団」
...その傷口からも血といっしょに臓腑が流れ出た...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...腑に落ちぬこともあったが...
直木三十五 「南国太平記」
...それから自分で自分の腹を切って五臓六腑を取り出し...
中里介山 「法然行伝」
...腑(ふ)に落ちないと思った事とか――」「ありませんよ」「何かの証拠を握るとか――」「なんにも握りゃしませんよ」ガラッ八はあまりにも屈託のない顔です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...釘(くぎ)を打ち込むように相手の肺腑(はいふ)に響く様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腑甲斐(ふがい)ないことでした...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...既に胃の腑になかつたし...
原民喜 「小さな村」
...おだやかに話ができるようになりましょう」腑におちないが...
久生十蘭 「雲の小径」
...腑に落ちない三田の態度を齒がゆがつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...君の胃の腑はそれに慣れっこになってしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こんな場所からじかに呼出すなんて腑(ふ)におちない...
山本周五郎 「山彦乙女」
...いちいち腑(ふ)におちんわい」池田勝入は...
吉川英治 「新書太閤記」
...胃の腑(ふ)からこみ上げてくる吐き気と一緒に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いまだにこの辺にいるというのは腑(ふ)に落ちないように思うが……」「腑に落ちても落ちないでも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...腑(ふ)に落ちぬことと怪しまれたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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