...この恐ろしい災害は腐った死体を投げ込んだ井戸の水を飲んだことによるとされた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...罪と罰をアントとして考えたドストの青みどろ、腐った池、乱麻の奥底の、……ああ、わかりかけた、いや、まだ、……などと頭脳に走馬燈がくるくる廻っていた時に、「おい! とんだ、そら豆だ...
太宰治 「人間失格」
...脳みその腐ったお袋さんだのが喋(しゃべ)りだすと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...腐った脂身の塊りや...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ふたをあけて見ると腐ったような水の底に鉄釘(てつくぎ)の曲がったのや折れたのやそのほかいろいろの鉄くずがいっぱいはいっていて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...腐ったような刺身で...
徳田秋声 「新世帯」
...赤くなって腐ったり...
直木三十五 「大阪を歩く」
...河童(かっぱ)の屁のよな腐った根性...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ハ、ハイ」「何処(どこ)へ行かれる、――此処(ここ)は箱根の裏道、女人の身で押し通ると、磔刑柱を背負わされるが承知かな」五十日月代、腐った羽二重、朱鞘を落して、麻裏草履(ぞうり)を浅ましく突っかけた姿は、言う迄(まで)もなく浪人者赤崎才市(あかざきさいいち)です...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...腐った半纏を一枚着せられて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...腐ったわらをなかにいれたまま...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...食物は野生の山羊の肉と腐った魚...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...腐った藁に生やして食えばよろしい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また魚の腐った残物や子供の糞便を決して掃除しない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あんな女の腐ったような男が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...腐った支柱がベリッと音を立てる)村子 あら! (ギクッとして立ちあがる)地震だ...
三好十郎 「胎内」
...肺の腐った歌い手にすぐれたテノールの能力を与え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「きさまの腐った根性で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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