...ただの一日(にち)として脊(せ)の君(きみ)のお側(そば)を離(はな)れなかった弟橘姫(おとたちばなひめ)の涙(なみだ)ぐましい犠牲(ぎせい)の生活(せいかつ)は...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...お鳥を脊中に負ぶつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...浮島のある池の附近には倒れ重なつた半腐りの幹や枝の間から脊の高い細い樹がよろめくやうに生えてゐます...
江南文三 「佐渡が島から」
...飽きてしまふと顏を脊中に埋める...
千家元麿 「自分は見た」
...三〇)若い母若い娘がこの頃生れた許りの赤ん坊を脊負つて買ひ物に澤山出た女の中に交つて歩いて居る彼女はこの新らしい經驗を恥かし相に顏に現はす程喜んで居る彼女の笑ひには得意と羞恥があらはれて居る彼女は木綿の小さつぱりした娘々しい着物を着て赤ん坊にも贅澤になら無い愛の籠つた新しい着物を着せて居る...
千家元麿 「自分は見た」
...重い大きい葛籠を脊負ひ...
太宰治 「お伽草紙」
...光を脊から受けてゐるので父の大きい姿がまつくろに見えた...
太宰治 「思ひ出」
...」葉藏はベツドから降りて脊のびした...
太宰治 「道化の華」
...鳥のしわざか島の脊に小さな蜆(しじみ)の殻がこぼれていた...
中勘助 「島守」
...へえお内儀(かみ)さんどうぞ」勘次(かんじ)は草刈籠(くさかりかご)を脊負(せお)うて前屈(まへかゞみ)になつた身體(からだ)を幾度(いくど)か屈(かゞ)めていつた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は五足(そく)づつを一(ひと)つに束(たば)ねた草鞋(わらぢ)とそれから繩(なは)が一荷物(ひとにもつ)に成(な)ると大風呂敷(おほぶろしき)で脊負(しよ)つて出(で)た...
長塚節 「土」
...威勢のいゝ啄木鳥は赤い腹を出したり黒い脊を見せたりしてぼく/\と幹をつゝいて居る...
長塚節 「隣室の客」
...肩と腰と脊(せ)の一部に感じた...
夏目漱石 「それから」
...彼女は骨格(こつかく)の屈強(くつきやう)な、肩の張つた、手足の頑丈な、脊の高くない、ぶく/\してはゐないが肥(ふと)り肉(じゝ)の婦人だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その女が彼よりずっと脊が高かったので...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...奥の間に脊髄病の入れ墨男が居て...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...」かん子は始終彼に脊を向けて少し顏を赧らめて弟にかまつてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...送られて裏の脊戸口を離れると直ぐ切り立った崖の森となっている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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