...伊太利(イタリヤ)「ハウンド」と来たら翫弄犬(おもちやいぬ)と言はれるだけに脊の高さが一尺...
内田魯庵 「犬物語」
...脳髄から脊骨の内にある脊髄のほうへ続く途中にあたる小さな部分がある...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...白いつゝみを脊負つた洗濯屋の小僧が立止つて門内を見てゐる...
千家元麿 「自分は見た」
...三〇)若い母若い娘がこの頃生れた許りの赤ん坊を脊負つて買ひ物に澤山出た女の中に交つて歩いて居る彼女はこの新らしい經驗を恥かし相に顏に現はす程喜んで居る彼女の笑ひには得意と羞恥があらはれて居る彼女は木綿の小さつぱりした娘々しい着物を着て赤ん坊にも贅澤になら無い愛の籠つた新しい着物を着せて居る...
千家元麿 「自分は見た」
...荷物を脊負っている強力(ごうりき)も決して早くは歩かなかった...
高浜虚子 「富士登山」
...これから脊負つて爺さんの庭先まで持つて行つてあげませうよ...
太宰治 「お伽草紙」
...脊椎カリエスの男の子は帰宅して一月ほどした或る朝...
田中英光 「さようなら」
...脊(せ)が届かなかった...
徳永直 「戦争雑記」
...威勢のいゝ啄木鳥は赤い腹を出したり黒い脊を見せたりしてぼく/\と幹をつゝいて居る...
長塚節 「隣室の客」
...脊柱(せすぢ)は少々赤らんでゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...脊の高い、少し骨張つた娘ですが、何となく艶めかしい十人並に優れた美しさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを自慢そうに脊中にかけていらっしゃいました...
林芙美子 「ひらめの学校」
...二人はその坂の中腹から彼等の脊ぐらいある雑草をかき分けながらその空家の庭へずんずんはいって行った...
堀辰雄 「あいびき」
...脊椎カリエスが再発したらしかった...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...石は見事に奴の脊に命中して...
牧野信一 「三田に来て」
...脊髄のほうを冒されて手おくれになっていると分ったのは...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...人体の解剖図に似た脊柱の周囲の整然たる管状の立体化となって...
横光利一 「旅愁」
...その仰向いて望む凸凹な山の脊には...
蘭郁二郎 「鉄路」
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