...後年ワグネル及び其徒と背き去つた事が如何に深刻なる「別れの時」の悲哀を彼の腦裡に刻み込んだかは今更繰返す迄もないことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...「ルチフエエル」(魔王)も神に背きし報にて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...みな輕の太子に背きて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...女神の言に背きて...
高木敏雄 「比較神話学」
...浮名を唄はるゝまでにも無き人の、さりとては無情(つれな)き仕打、會へば背き、言へば答へぬ意地惡るは、友達と思はずば口を利(き)くも要らぬ事と、少し癪にさはりて、摺れ違うても物言はぬ中はホンの表面(うはべ)のいさゝ川、底の流は人知れず湧き立つまでの胸の思を、忘るゝとには無きふた月、三月(みつき)...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...本家の厳しい云い付けに背き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その上佛の利益(りやく)にも背き...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...720神に背きてこゝに來て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...何となれば是れ侯が閣下等の異論を排して敢て大隈板垣兩伯を奏薦したる當初の意思に背きたればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾て侯に服従したるものまでも遽かに侯に背き去れるを見たりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...どうかしたはずみで神の掟に背き...
永井隆 「この子を残して」
...從つて永遠の愛に背きつつ世の惱みに悶える主體...
波多野精一 「時と永遠」
...彼はナポレオンに背き...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それでも私は貴方に背きはしなかつたではありませんか...
平出修 「計画」
...それでも私は貴方に背きはしなかつたではありませんか...
平出修 「計畫」
...世を挙げて漢方に背き蘭方に向はしむるは危険だと思惟し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...綱浄は独り五行配当の物理に背き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...意地の悪いお師匠様のお言葉を背きもならず...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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