...肥えたる男の側につと寄せて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...いわんやわたしの側にいた紳士はハーハー息をはずませて肥えた身体(からだ)を持てあましていた...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...古ぼけたとんびを着た肥えた紳士――それまではゐなかつたと思ふ――がお鳥の足の方にかけてゐて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...でっぷり肥えた老紳士と従者らしい男が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ふつくりと肥えた脛がよく見える...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...円々(まるまる)と肥えた顔に細い目が開(あ)いてゐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...その店の前に腰掛けて居る三十余りのふっくりと肥えた愛嬌の女が胸を一ぱいにあらわして子供に乳(ちち)を飲ませて居る...
正岡子規 「車上の春光」
...何事ならんと頭を擡(もた)げて見れば前の肥えたる曹長にはあらで髯(ひげ)のむさくるしき一人の曹長が余ら一行の居場を縮めよと命ずるなり...
正岡子規 「従軍紀事」
...ふっくらと肥えた嬰児(えいじ)のいずくに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...蝌斗(かえるこ)また河豚(ふぐ)状に前部肥えた物で...
南方熊楠 「十二支考」
...豕も遊佚(ゆういつ)大食する故豕ほど肥えたという...
南方熊楠 「十二支考」
...いくたび我もそれに触れけんまろやかに肥えたる我が子の胸おもひいでて泣きけり...
室生犀星 「忘春詩集」
...こんもりと太く肥えた三ツ葉がしげっていた...
室生犀星 「幼年時代」
...その上に若き女どものいみじう肥えたるが二人まで倒れかゝりてゐたり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ひとりの力にて人間に甘き果実と肥えたる草とを与えたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見苦しいぞ」四十五六になる肥えた侍が...
山本周五郎 「雨あがる」
...肥えた膚の白い、ゆったりとしたからだつきと、いかにも温かそうな微笑を湛えた面ざしと、口数の少ない、けれど心のこもった接待、と……幸子のすべてが、尾花川の家をおとずれる人々の心をとらえた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...隣の肥えた白い猫は木の根に眠つたまま死ぬやらん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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