...肉親の絆は深い。...
...彼は肉親以外の人たちを大切にしている...
...彼らは肉親であるが、そんなに仲が良くない...
...肉親だからといって、何でも許されるわけではない...
...彼女は肉親の誕生日には必ずプレゼントを贈っている...
...肉親の恩愛や義理...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...しかし、そんなことをしたところで、人間というものは、からだのどこかに、目印になるような特徴を持っているはずで、肉親の者、たとえば妻なれば、たとえ首がなくても、夫の死体の見分けはつくわけだから、探偵小説で、このトリックを使う場合には、そういう肉親の者のいないような被害者を登場せしめるほかはないのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...二十数人の肉親すべて...
太宰治 「虚構の春」
...私は馬場へ肉親のように馴れて甘えて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...よく肉親の身の上に変事があると...
田中貢太郎 「母の変死」
...文之丞には肉親の弟なる兵馬というものがある以上は...
中里介山 「大菩薩峠」
...肉親愛が強い――と言つた例を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分も亦數人の肉親や知人に送られたのだけれども...
林芙美子 「雨」
...静岡の肉親にあてた手紙も二通ほどあつた...
林芙美子 「浮雲」
...あの世から三人の肉親を慕ってはるばるこの世へ戻って来た関原弥之助自身なのかも知れないというような不思議な気持になって来た...
久生十蘭 「生霊」
...肉親というのはおけいひとりだけになってしまったが...
久生十蘭 「黄泉から」
...貴族たちの肉親どうしの愛は一般人よりもかえって薄いもので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...肉親の名を呼びさがす叫びであった...
吉川英治 「三国志」
...そっとこの水分(みくまり)へ頼ってきた時は――あれほど妹夫婦の身を思いやっていた肉親の兄正成が...
吉川英治 「私本太平記」
...肉親的にはめぐまれぬ皇子であった...
吉川英治 「私本太平記」
...この良人の肉親は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...男に捨てられて勝手に死んだ女――娘が家名をけがしたといって切腹した父親――それを三五兵衛は、肉親のかたき、いや、自己の生涯をも葬(ほうむ)った悪魔だと、おそろしく怨んで、自分をつけ狙っている...
吉川英治 「野槌の百」
...あんなに自己の弱さを肉親へ露呈する気のいい性格でもなかったが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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