「聊」の意味
少し
小説での「聊」の使い方
...殆聊斎志異(りょうさいしい)だとか...
芥川龍之介 「上海游記」
...それが、今ふと口を出す気になつたのは、全く酒虫と云ふ語の興味に動かされたからで、酒の好きな先生は、これを聞くと、自分の腹の中にも、酒虫がゐはしないかと、聊(いささか)、不安になつて来たのである...
芥川龍之介 「酒虫」
...其代り私は一日として心の無聊を感じた事が無い...
石川啄木 「菊池君」
...かの聊斎志異の中の一篇である...
太宰治 「清貧譚」
...そこに聊(いささ)か油断があったと云うのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...聊か深刻の評たるを免かれず何となれば彼れは平生大言壮語の癖ありと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...妻の品行に聊かの疑惑を懐いた時...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...富子は聊かも取り乱したところを見せない代りに...
豊島与志雄 「自由人」
...拍子木打ちの仲間に聊か銭をやって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...旅宿の無聊(ぶりょう)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの頃は随分生意気な小僧だったことだろうと思いみて聊(いささ)か辟易(へきえき)した...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...聊斎志異か剪灯(せんとう)新話にある...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...聊かたじたじと来ましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...聊か朝鮮の都邑を思はせるものがある...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...聊(いささ)かながらかかる業(わざ)をも習い覚えしなりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...もし夏の日の永き田舎の無聊(ぶりょう)なる様を言はんとならば実のない枇杷の木でなくては趣が写らぬ...
正岡子規 「病牀六尺」
...「壁上掛茶山菅先生家園図幅、聊賦一律...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...香以が独(ひとり)無聊(ぶりょう)に苦んでいると...
森鴎外 「細木香以」
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