...それに此の女は年老いた者でござりまして...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...老いれば小児(しょうに)に復(かえ)ると云うが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...すっかり老いこんだチカマーソフ夫人の姿があった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...この年老いた放浪の鳥には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのくせどこか老いこんだ様子に見えました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...娘の上に期待をつなぐ薄くなった目を見開いた老いの身をふりかざしている...
中野鈴子 「一家」
...されど馬琴は年老い功成り今まさに『八犬伝』の完結を急ぎつつあるなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...老いたる孤軒はなだめるように見て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...源氏は老いている点にだけ同情を持ちながらもいやな気持ちがおさえ切れずに長く逢いに行こうともしなかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほかの場所ではこんな老いた女などは視野の外に置いて関心を持たずにいるのであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...老い衰えていよいよ死ぬ時にはそう大して苦しくも悲しくもないであろう」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我らは年と共に老い衰う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)いかなる変化を、老いは毎日、わたしのたくさんの知人の上に行いつつあることか! それは強い病であって、自然に、知らない間に、我々に食い入る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...定房の老いの眼に涙をみたので...
吉川英治 「私本太平記」
...つい老いの目をキラと赤くうるませてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし、さむらいどもと事ちがい、お前方、老いたる者や、常々拙者の母の世話や、炊(かし)ぎのことまでしていてくれた女ども、わらべなどは、連れ参るわけにはゆかず、また、邸へのこしておいても、脇坂の家も、きょう限り絶えるのじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...老いたる母があった...
吉川英治 「平の将門」
...広い廊下の片側にずらりと並んだ病室の中には、老いも若きも、男も女も、様々な患者が、ジーッと白い天井を見つめていた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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