...翡翠色(ひすいいろ)の青い御衣服(おめしもの)を十分に身につけて水鳥のように胸を見る時...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...『二月の一夜』、『五月の一夜』、『翡翠の賦』、『霜月の一日』、『霜月の一夕』、『神無月の一夜』、『神無月の一日』などは、『ゆく春』のうちの『夕の歌』と同じ詩形の試みで、『雷神の歌』は三十六年一月、私が大阪南本町の文淵堂の二階に病臥してゐますと、急に雪催ひの空が曇つて、激しい雷鳴がありました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...仙臺に於て昭和九年(一九三四)六月土井(どゐ)晩翠附言(一)私の姓を在來つちゐと發音し來たが選擧人名簿には「ド」の部にある...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
......
永井荷風 「向嶋」
...像の脚下は、その南方から出る傍尾根と、北方八合目金剛童子の尾根との間に、三つ重ねの白銀の盃にも似た大カールを抱いて、積雪最も豊かな黒沢谷となり、深林に百間滝を懸けて、大のぞき谷を合わせ、木の翠り、水の碧りの大手をひろげて、この小高原の一端に巣喰う屋敷野の村里を抱きかかえる態だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まがひ翡翠の耳飾りに金鑛金らしい指輪...
南部修太郎 「阿片の味」
...鎌倉の翠川家別邸へ引揚げました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...翡翠色の美しい香爐を奧座敷の眞ん中に据ゑ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この度愛翠書房が涙香の著作約六十の長編の中から...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...日本(につぽん)に産出(さんしゆつ)しない支那傳來(しなでんらい)の硬玉(こうぎよく)(翡翠(ひすい)...
濱田青陵 「博物館」
...環翠楼を出たのが二時半...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...上野翠松園へ行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...数里千松翠...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いずれも山本芳翠画伯の作だが...
山本笑月 「明治世相百話」
...赤坂新坂の寒翠園...
山本笑月 「明治世相百話」
...その翠紗の蚊は、眠るときは四方とも垂れるようになっているものだが、今は前の一面だけを開いて、蚊竹(かやだけ)の上へ幕のように掛けてある...
吉川英治 「新書太閤記」
...――かくてここ翠屏山(すいへいざん)における“潘巧雲(はんこううん)殺し”の一場面は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...翡翠に樹(き)と間違えられた...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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