...翌朝、村民一同大欅の根元に至り、幹から枝を探り見たれど、老樹にあるべき洞穴さえなく、少しも怪しき筋なく、一同不審の念に打たれながら手を引く...
井上円了 「おばけの正体」
...早く東京へ!その翌朝...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...翌日になつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...何とも云えぬ焦燥の内に、又一日がたって、その翌日の夕方、やっと明智のありかが分った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...翌朝の新聞に宅の下手(へた)な合奏の光景が暴露されているかと思って読んでみると「……同学士をH町の自邸に訪(と)えば」うんぬん...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...その翌日になると一同で物理の講堂へ呼び出されて...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...翌年(一九一二年)ボーアは水素のスペクトル線の整列をプランク恆數を利用して見事に説明するを得た...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...現に、翌年の二月、買入れた土地の開墾や建築を暫く人手に委(ゆだ)ねて、自分はシドニー迄出掛けて行った...
中島敦 「光と風と夢」
...平次の女房のお静とは仲好しの美しいお品――は翌(あく)る日...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五その晩は事なく過ぎましたが、翌る日の朝、玉屋から急の使いで、平次は飯も食わずに飛んで行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五翌る日の朝、何の獲物もなく八丁堀まで引揚げた平次は(目黒川に若い女の死骸が浮いた、――若くて滅法(めっぽう)綺麗な女だが、首を半分斬られて、茣蓙(ござ)で包まれている――)と聴くと、もう一度八五郎を促して、目黒まで駆け付けたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌る日髮の道具と腰の物を賣つて三百兩になる筈で御座いました」お嘉代の調子は上摺(うはず)りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それでもなおかつ翌月へのこるまとまったものがあるようになってきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...翌十三年には丹沢鯰...
武者金吉 「地震なまず」
...下(しも)に「翌廿三日出勤番入仕候」と書き足してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...例に依(よ)って翌年江戸に帰らずに...
森鴎外 「渋江抽斎」
...翌朝五時ごろにぷっという妙な音がするので...
森鴎外 「鶏」
...十八 氷と鉄その日も無事に過ぎて翌る朝になりますと...
夢野久作 「白髪小僧」
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