...心の底から與へられた幸福を經驗する人を見て羨しかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私は羨(うらや)ましく思います...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...それが羨ましくなりました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...他の人たちは茫然と自失してただ羨望の眼で二人を眺めているように見えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...よく西洋の絵にかかれた美女の群(むれ)の戯れ遊ぶ浴殿(よくでん)の歓楽さえさして羨むには当るまい...
永井荷風 「伝通院」
...いつでも伊東さんの事を羨(うらやま)しがっているんですよ...
永井荷風 「ひかげの花」
...常にかの軽快瀟洒(しょうしゃ)なる船と橋と河岸(かし)の眺(ながめ)を専有する下町(したまち)を羨むの余り...
永井荷風 「日和下駄」
...伯父の一つの道への盲信を憐れむ(あるいは羨む)ことは...
中島敦 「斗南先生」
...「兄さん」と云ふと「おい」と答へる兄をどんなに羨しく思つた事か...
新美南吉 「鍛冶屋の子」
...羨む気持も手つだっていたと同時に...
火野葦平 「花と龍」
...健羨(けんせん)の府となる昔所謂(いわゆる)お役人様...
二葉亭四迷 「浮雲」
...是はもとより少しでも羨(うらや)ましいことではないが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かつての羨望や嫉妬が...
山本周五郎 「青べか物語」
...一つの羨望(せんぼう)でありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...つい羨(うらや)ましくも見たであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...見物の男女は何度も羨望の溜息をもらしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...(――羨(うらや)ましい)と...
吉川英治 「親鸞」
...羨(うらや)ましがっている人間だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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