「羞」の意味
恥じること
小説での「羞」の使い方
...男に對してどことなくうぶな羞恥を帶び...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...羞恥心が多少麻痺(まひ)して図々しくなっているものですね...
太宰治 「風の便り」
...………羞(はず)かしいとか極まりが悪いとか云うことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...猫と云ふものは皆幾分か羞渋(はにか)みやのところがあるので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...彼はそれらの姿が羞(は)じらうように樹(こ)かげに身をかくすのを目にし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...けれども本能的な羞恥(しゅうち)から...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...與吉(よきち)は見識(みし)らぬ爺(ぢい)さんが居(ゐ)るので羞(はに)かんでおつぎの後(うしろ)へ隱(かく)れた...
長塚節 「土」
...羞耻(しうち)と貪慾と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だから西洋の美人の形容詞には、東西共通の、沈魚落雁、閉月羞花とか、花顔柳腰明眸皓歯とかといふ美人に共通の資格の外に、「動」といふものが美人の美人たる資格の内に含まれてゐるのである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...知慧というものは常に或る美しい含羞をもつものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...来い! あにを羞かしがつてゐるや! それ...
三好十郎 「妻恋行」
...この営みをカーテンの外に引き出すのはむしろその価を低くすることであった(羞恥はいわば重みをつけるものであり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな女らしい羞恥心(しゅうちしん)からでないことは...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼を絶えず混乱と羞恥(しゅうち)で動揺させた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...互に羞らいのない心の爽かさが...
横光利一 「旅愁」
...花羞(はなはず)かしきばかりの美丈夫...
吉川英治 「三国志」
...羞恥もゆるしておかない気短なあらあらしい動作は...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は大人の前に小さく羞恥(はにか)んでしまう一箇の未成年者でしかなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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