「羅」の意味
薄い絹織物
小説での「羅」の使い方
...いやが上に蔽(おお)い果さんずる修羅の叫喚(さけび)の物凄(ものすさまじ)く響くがごとく...
泉鏡花 「婦系図」
...その頃は日本ばかりでなくて欧羅巴(ヨーロッパ)ですらが露西亜を北欧の半開民族視していたから...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...蟹の甲羅は初め海中に捨て去られて居たのを...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あるいは羅馬カルタゴ方面あたりからペレニウスの遺跡でも発掘せられまして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...羅馬からの渡来が可能なのであったろうかどうか? ということを決定することなのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...夜叉羅刹(やしゃらせつ)をして其暴(そのぼう)を肆(ほしいまま)にするを得ざらしむ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...羅紗(らしゃ)しょうじょう緋(ひ)のつっぽ襦袢(じゅばん)……大津絵もどきを唸(うな)るのがあるかと思えば...
中里介山 「大菩薩峠」
...羅馬のコロッセウムにも比すべき絶好の一大記念物なり...
原勝郎 「貢院の春」
...思いがけなく飛んだ修羅場(しゅらば)が始まったのさ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...建陀羅の仏教芸術がギリシアから学ぶところのあったのはもちろんであるが...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...羅漢即ち消えて見えず...
南方熊楠 「詛言に就て」
...日本流の天麩羅(てんぷら)ならばそれから衣をつけて揚げれば楽に出来る...
村井弦斎 「食道楽」
...僕は程近い天麩羅屋に天麩羅を誂へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...きやしやなる幹の沙羅の枝に住みつらん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...修羅戦国(しゅらせんごく)の春秋(しゅんじゅう)をよそに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...また欧羅巴(ヨーロッパ)の国王間にも到底見られない華麗豪壮な扮装(ふんそう)に鏤(ちりば)められた端正なる一貴人であった――)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...白羊羅紗(はくようらしゃ)の角を折った范陽帽子(はんようぼうし)には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――長崎以来、雪女の女中弟子(でし)になっていた玉枝が、羅門へ仔細(しさい)を通じたので、悪の首領たる其方(そのほう)は、得たり賢しと、善人の郁次郎を、誰が目にも、すべての下手人であるように仕組んで、まず第一に、雪女を殺した」「待てッ、江漢」羅門は、かつて彼が吐いたことのない呶号(どごう)で罵(ののし)った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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