...良秀(よしひで)と申す畫師の事を申し上げて置く必要がございませう...
芥川龍之介 「地獄變」
...が、学者としてのみならず、教育家としても、令名(れいめい)ある先生は、専門の研究に必要でない本でも、それが何等かの意味で、現代学生の思想なり、感情なりに、関係のある物は、暇のある限り、必(かならず)一応は、眼を通して置く...
芥川龍之介 「手巾」
...ともかくも返して置くがいい...
大杉栄 「獄中消息」
...自分たちとしてもそう長い間病気の妹をお預けして置く訳にも行きかねるし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「鼠が捕れましたね」「小僧さん、早く、どうかして下さいな」忠作は上手に桝を明けて鼠をギュウと捉(つか)まえて、地面へ置くと、足をあげてそれを踏み殺してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...うわつらだけを知らん面(かお)をして見て置く分にはいいとしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの番頭をこっちのものにして手なずけて置くに限る...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時他の玉葱の根の先端を横に置くと...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...大友瀬左衛門も早川水右衛門もこの女には一目も二目も置く」八五郎の説明は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綺麗な子方(こがた)や芝居の色子(いろこ)を飼つて置くさうですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤(もつとも)棺の幅を非常に狭くして死体は棺で動かぬようにして置けば花でつめるというのは日本のおが屑などと違ってほんの愛嬌に振撒て置くのかも知れん...
正岡子規 「死後」
...棺を詰めるのは花にしてくれといつて置くのを忘れたから今更仕方が無い...
正岡子規 「墓」
...とにかくに首台には危ければ首は常におろし置くなり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...これが素人(しろうと)の家で不便利なので外にそういう処がなければ大きな火鉢へ大(おお)じょたんでもかけてその中へ置く位なものです...
村井弦斎 「食道楽」
...それを挫(くじ)いて置く必要があると思った...
室生犀星 「姫たちばな」
...一つの床几を置くと...
吉川英治 「剣の四君子」
...いずれに置くのが正しいか...
吉川英治 「新書太閤記」
...これらの特異性を眼中に置くとき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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