...自分を置きざりにして...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...破れた舟が置きざりにされてあると見てゆくうちに...
伊藤野枝 「転機」
...思惟が言葉を置きざりにして走ります...
太宰治 「風の便り」
...矢張り車夫として洗練されている良さんの足は後へ後へと行人を置きざりにして行くのである...
富田木歩 「小さな旅」
...それは遠い過去に置きざりにされている...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...おまけに昨夜(ゆうべ)は私をあんな室に置きざりにして……...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...老人は彼を一人置きざりにして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ちょっとの間一人置きざりにされていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」彼は手に切符をもってるクリストフを往来のまん中に置きざりにして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...燈火もつけずに彼を置きざりにして扉(とびら)を閉(し)めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ置きざりにされた結果だった...
豊島与志雄 「自由人」
...皆の後ろの方に火鉢が一つ置きざりにされていた...
豊島与志雄 「蘇生」
...そのポケットに煙草を置きざりにしたのだ...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...そこに置きざりにされた「或る人物の或る場合」はどうなるか...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...チョビ髭をはやした〈わが闘争(マイン・カンプ)〉の神さまにあっさり置きざりをくってぽかんとしているようすは...
久生十蘭 「だいこん」
...山チイの愛情も未完成のままで置きざりを食うようなこともなかった...
久生十蘭 「だいこん」
...菜穂子はいつも話の圏外に置きざりにされがちだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...奥方様を置きざりにして――...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
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