...印半纒を著た男が大きな鮨皿を景氣よく肩の上に支へて樂屋に這入るのを見たことも五度や六度では無い...
高濱虚子 「俳諧師」
...近く出版する筈の俗謠集「露地の細道」を纒めている時思ひ付いた思ひつきを書くことにした...
竹久夢二 「砂がき」
...さうして其邊に取り散らかつた原稿を纒(まと)めてゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...部下の將士を纒めて岸上の水陣へ退いた...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...余等の近くに鐵の赤く塗つた勾欄へ倚りかゝりながら遠くを見て居る印袢纒の一群がある...
長塚節 「旅の日記」
...女の子はうるさいほど付き纒(まと)ふし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...纒まつた金でも借りて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉三郎からは五兩か十兩の纒(まと)まつた金を貰つてゐるに違ひないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生中(なまなか)こがれて附纒(つきまと)ふたとて...
樋口一葉 「うらむらさき」
...生(うま)れしまゝなれば素跣足(すはだし)の尻(しり)きり半纒(ばんてん)に田圃(たんぼ)へ辨當(べんたう)の持(もち)はこびなど...
一葉女史 「ゆく雲」
...こういう味な小径を夜目にもしない嬌態纒綿たる盛装の美人を引っ脊負って行くのだから...
久生十蘭 「魔都」
...いつたい君は何と心得てゐるんだ? 僕が君のふざけた眞似を何にも知らないとでも思つてるのかね? 君は局長のお孃さんに附き纒つてるといふぢやないか! ふん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...飽くまで強情に附き纒ひとほした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...〈御馬師衣を以て頭に纒う...
南方熊楠 「十二支考」
...美しき衣をも纒へ...
森鴎外 「舞姫」
...二十四の今日までをひと纒(まと)めにしたよりも...
山本周五郎 「お美津簪」
...痩せた男のほうは唐桟縞(とうざんじま)の半纒(はんてん)をはおっていた...
山本周五郎 「ひとでなし」
...桃山城の豪華を小さく纒(まと)め込んだほども麗しいが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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