...繊細な情緒にいつでもふるえているように見えた貴女の心は...
有島武郎 「フランセスの顔」
...その吾々が繊細な装飾品に使ふのは牡蠣(かき)に近い種類の...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...繊細な美しさを有(も)っているようにはありません...
上村松園 「浮世絵画家の肉筆」
...もともとこの労働にはすくなからざる重複があるのだから――除草器でかれらの繊細な組織をそんなに手荒くかきみだし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...拇指(おやゆび)から起って小指に終る繊細な五本の指の整い方...
谷崎潤一郎 「刺青」
...繊細な心理が素朴(そぼく)な態度でうがたれていたりするのをおもしろいと思った...
寺田寅彦 「春寒」
...幾何学的精神と繊細な精神とを区別した...
戸坂潤 「辞典」
...繊細な美を解しないことに対する憫笑(びんしょう)や...
中島敦 「虎狩」
...消えたばかりの夕映の名残を浴びて皺襞の陰影が甚だ繊細な微妙なものでさえあった...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...レコードは甚(はなは)だ古いが依然としてコロムビアのカペエ四重奏団の繊細な気品の高いのを第一とし(カペエ協会第八集S一一〇三―六)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...繊細な感情の持主であり...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...彼は繊細なものの翳(かげ)や...
原民喜 「秋日記」
...それは繊細な精神が愛の最も豊かな財宝の一つに数えるところの...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...馬の目に眼帯を掛けるのはかなり繊細な仕事だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...題目已に繊細なるあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...おとなしい繊細な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...おさえて変わる音の繊細な味を研究おさせになるのに不便なために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いくつかの円錐と角錐の頂上には繊細な頂華があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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