...雨も洩さぬ程繁つた枝を路の上に擴げてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...私の方でも店が繁昌し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...商売が繁昌するか...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...澤山寄れば港が繁昌すると云ふことを考へて...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...零露の文は繁くして...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...繁太の奴はさも帰りたさうに肩にかけた鞄の紐をいぢくつてたがたうとう泣きだして「ごめんなさい」とあやまつた...
中勘助 「銀の匙」
...今遽(にわか)に来り看る事の何故頻繁になったかにあるであろう...
永井荷風 「十日の菊」
...末代繁昌の今に至る迄...
中里介山 「法然行伝」
...おのずから是れ舒徐(じょじょ)繁衍(はんえん)...
新渡戸稲造 「自警録」
...山谷のお寿のところへ繁々(しげしげ)行くようになったそうですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...繁々(しげしげ)遊びに来る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ヒースが道の兩側のすぐ際(きは)まで蓬々と生ひ繁つてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...なんぼ繁代だつてイヽ面の皮だ……そんなことを考へて...
牧野信一 「眠い一日」
...支那名は繁縷であるがそれはこの草が容易によく繁茂する上にその茎の中に一条の縷(いと)...
牧野富太郎 「植物記」
...我国の力と繁栄とに及ぼすその影響を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...殊(こと)に繁殖の栄養のために...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...繁次とおひさを認めたのだろう...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...それとも慾心はただ自己の繁栄に止まっている程度でありましょうか」「さあ? ……どうであろう」「彼の帷幕(いばく)ではいま...
吉川英治 「三国志」
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