...総ての準備をして待つて居るから直ぐ連れて来いとの事であつた...
有島武郎 「お末の死」
...其の総てを真夏の光が...
有島武郎 「かんかん虫」
...総ての聖賢の共同理想であり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...総て稜々(ぎざぎざ)した石塊...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...そしてその間に頭脳に浮んで来る考は総て断片的で...
田山花袋 「蒲団」
...総てを引括(ひっくる)めて...
徳田秋声 「あらくれ」
...直観の公理の「原理」に従えば「総ての直観は外延量」なのである...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...万機総て侯の指導に従はしめたり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それが焼け落ちて総ての死骸が灰となってしまう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...己の技量も――総ての考慮を...
直木三十五 「南国太平記」
...殆(ほとん)ど総て少時間の後に暴露し...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...総ての紳士が緑色の服に金色のボタンを付け...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...疾風のように総てを嘗め尽くす積りだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...総ての整理をし終わった警官が戻ってきて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...総ての人類は埋もれてしまいそうに脅(おびや)かす土を踏んで...
水上滝太郎 「九月一日」
...けれども、私が、深く疑問に思うことは、それ等の諸問題が学理的に解決されただけで、男性のみならず、総て、現代の人間が持つ、疲労、浅い精神の活動状態が、恢復されるかどうか、という点です...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...蟹(かに)は総ての胃病に禁ずべし...
村井弦斎 「食道楽」
...総て功利の念を以(もっ)て物を視(み)候(そうら)わば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
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