...留守中におんつぁんの店は根太板(ねだいた)まで引きはがされる程の綿密な捜索を受けてゐた...
有島武郎 「骨」
...又綿を更紗やパーケールや...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...六月土用に入りても密雲冪々として天候朦々晴天白日を見る事殆ど稀なり(中略)毎日朝夕の冷気強く六月土用中に綿入を着用せり...
太宰治 「津軽」
...白は纏綿(てんめん)として後になり先きになり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...真綿に針を包んでいる...
豊島与志雄 「早春」
...裾(すそ)の広がらない無地の木綿(もめん)のような袴をつけている...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...お尻にはうっすりと真綿をしのばせた腰蒲団(こしぶとん)をあてて西洋の女の粋(いき)な着つけを自分で考え出していた...
林芙美子 「晩菊」
...なかんずく綿工場のために子供を...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さらにシュピネル氏は、弓形の、海綿に似た、ロオマ式の上唇と、大きなむしばんだ歯と、珍しく偉大な足とを持っている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...美味いというよりもむしろ柔(やわらか)くって綿のようだね...
村井弦斎 「食道楽」
...天正のころ下見村の富人大納言(だいなごん)なる者の下僕木棉綿(もめんわた)を袋に入れてこの日の市に売りに出で...
柳田国男 「山の人生」
...おつゆのおっかあがまだ綿屋へ嫁にいかねえころのこった」と老人は大きな声で云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...登に晒木綿(さらし)を裂かせて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...合掌した手首を白木綿で縛られている清らかな二の腕...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夏も寒げな白木綿の旅の行衣(ぎょうい)に...
吉川英治 「江戸三国志」
...綿々たる愚痴にとらわれていてどうなりましょう」「そうだ...
吉川英治 「三国志」
...針をふくむ綿のような言葉で...
吉川英治 「三国志」
...第一年目の毛織物業者及び綿織物業者の資本に対する利潤がその資本に附加されているが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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