...生前一時は今紀文(いまきぶん)と綽号(あだな)された事があるから...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...『家鴨(あひる)』といふ綽名(あだな)をも矢張三十年近く呼ばれて居る阿部老小使である...
石川啄木 「葬列」
...ましてや教員を兼ねた方玄綽は...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...綽名(あだな)であって...
海野十三 「空襲葬送曲」
...六条の方はその綽名(あだな)からでも容易に察せられるごとく...
海野十三 「空中漂流一週間」
...暑いわ」みどりが「お狐(きつね)さん」と綽名(あだな)されているすこし上(あが)り気味(ぎみ)の腫(は)れ瞼(まぶた)をもった眼を...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...得てして教師や目上の人にいろんな綽名をつけたり...
薄田泣菫 「茶話」
...毒蛇(コブラ)と綽名(あだな)されてるラルフ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...かれらが「般若(はんにゃ)」という綽名(あだな)を奉(たてまつ)った小使がいた...
田山花袋 「田舎教師」
...無論こういう云わば綽名としての言辞は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...サア殺せ――とわめくので「殺され半蔵」と綽名(あだな)を取った男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...余裕綽々(しゃくしゃく)と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...固有名詞にも生まれた児の命名や人の綽名(あだな)と対立して我々の土地に名づくる言語芸術がある...
柳田國男 「地名の研究」
...貴方には百足(むかで)ちがいという綽名(あだな)があるそうですけれど...
山本周五郎 「百足ちがい」
...綽々(しゃくしゃく)たる余裕(よゆう)を禅杖(ぜんじょう)に見せながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...したが綽空がそんな所にただ一人で草庵をむすんでいるのはすこしおかしいぞ...
吉川英治 「親鸞」
...「わしに、話とは」と、綽空...
吉川英治 「親鸞」
...著者の柳公綽(りゅうこうしゃく)が...
吉川英治 「人間山水図巻」
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