...……綴蓋(とぢぶた)の女房(にようばう)が狹(せま)い臺所(だいどころ)で...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...又斧でも、鋸でも、ナイフでも、石工の鑿(のみ)でも、工夫の鶴嘴でも、鋤でも、其他物を切つたり、刻んだり、裂いたり、板にしたり、綴ぢたり、強い打撃を加へたり、受けたりする種々の道具は、皆鉄なのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...此夕綴リテ二其言ヲ於逆旅ノ燈下ニ一以為序云天保十一年庚子潔月京山人百樹并書...
京山人百樹 「北越雪譜」
...冷吉は最う綴糸も切れないので...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...綴ぢ目の所が今にも裂けそうになる...
谷崎潤一郎 「少年」
...美(うつく)しう綴(と)ぢても無(な)い...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...その未亡人生活には幾人かの男性が点綴されたらしい...
豊島与志雄 「聖女人像」
...そうしてその裏側へ暗(あん)に自分の長所を点綴(てんてつ)して喜んだ...
夏目漱石 「明暗」
...態(わざ)と綴(と)ぢて表紙(へうし)にも字(じ)を書(か)き...
樋口一葉 「曉月夜」
...「天正日記」と誌された和綴の本を引っぱり出すと...
久生十蘭 「魔都」
...J・U・D・D――ちょっと変った綴りです...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...本綴の譜本が五六冊のっている廻転椅子に席を占めて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...十二月一日(消印) 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(新作帯地陳列会より「頴川陶象綴錦」の絵はがき)〕光子さんが動坂の絵をかくので一緒に来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いろいろの木の葉などを添えて綴(つづ)りたり...
柳田国男 「遠野物語」
...一綴の書類が寝所へ届けられた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...両側の並木を綴る賑やかな一駅は手越ノ宿(しゅく)...
吉川英治 「私本太平記」
...だから音綴文字といえども...
和辻哲郎 「孔子」
...それを口語の対話にひきなおしローマ字で綴っても...
和辻哲郎 「鎖国」
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