...青と白と綯交(ないま)ぜの糸の...
泉鏡花 「薄紅梅」
...盗賊(ぬすびと)を見て縄を綯(な)ふやうなもんだ...
内田魯庵 「青年実業家」
...本を読むなどという馬鹿なことをするならよいからその時間に縄を綯(よ)れ」といわれた...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...嘉門次は炉辺で火を焚(た)きながら縄を綯(な)うている...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...それに藤蔓(ふじづる)を綯(な)って引張って置き...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...泥棒を捕(とら)えて縄を綯(な)うようだが...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...俺ァ幾括(いくぼ)だ卿(おめえ)は何足(なんぞく)かと競争しての縄綯(なわな)い草履(ぞうり)草鞋(わらじ)作り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ほぐれた絹糸は、綯りの力で、縮れてぼけて、ふうわりと、綿のように……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...綯総(ないふさ)で飾った重々しい軍帽...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泥棒を捉まえて縄を綯(な)うよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...此あたりの家々皆叺をつくるとて筵おり繩を綯ふ長繩の薦ゆふ藁の藁砧とゞと聞え來これの葦邊に湖畔には櫟の木疎らにならびたり布雲に叢雲かゝる近江の湖あさ過ぎくればしき鳴くや鵙比叡辻村來迎寺森可成墓冷かに木犀かをる朝庭の木蔭は闇き椰の落葉や志賀の舊都の蹟は大津町の北數町にして錦織といふ所に在り...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「右は僕の村の農家が冬の副業に筵(むしろ)を織ったり縄を綯(な)ったりして働く労賃が...
中谷宇吉郎 「雪」
...垢(あか)の綯(よ)れる程揉(も)んだ...
夏目漱石 「それから」
...絆を綯(な)った人でさえ確(しか)とその端(はし)を握っている気ではなかったのだろう...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...夜綯いなき夜はこの家を訪い...
宮崎湖処子 「空屋」
...生活の又新しいよろこびが綯(な)いよせられたりして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...紫に白を綯(な)い合わせた手綱を掻把(かいと)り...
吉川英治 「新書太閤記」
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