...親戚達は母堂の意嚮や伊三郎君に追從して往來を絶つやうになつたので...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...弓の弦を絶つて詐(いつわ)つて降服しました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...何の学説とか誰の主義とか紹介者のある毎に約六ヶ月づつ之を循環崇拝する如き軽佻な態度は全く跡を絶つて静に...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...戦争その物があとを絶つようなことはとうていない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...文壇には元老が全く跡を絶つたといふ状景(じやうけい)であつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...忽ちにして褌(ふんどし)絶つ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...三百年そのあとを絶つたことは前に述べた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...伯の猶ほ間接にも直接にも本党との関係を絶つの意なきや無論なるべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自由党が閣下の内閣と提携を絶つに至らむことを望み...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...退路を絶つた八五郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……前例のないことではないのだから、根を絶つならば、今のうち...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...私はまたこれらの落穴について前に読んだこと――とっさに生命を絶つということは彼らの恐ろしい計画のなかには少しもないということ――も忘れることができなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...良吉のゐた時分のやうな賑やかな笑ひ聲や打ち解けた雜談は二階では跡を絶つてゐて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...法王シルヴェストル一世のために迹(あと)を絶つに及べり...
南方熊楠 「十二支考」
...苦から救つて遣らうと思つて命を絶つた...
森林太郎 「高瀬舟」
...外夷の軽侮を絶つのみならず...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...自分で命を絶つつもりだ」と語った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今だに其の木と蔓とはその里に根を絶つてゐるといふ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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