...私が五つ六つの頃結うたうしろとんぼなどという髪を結っている女の子は今は何処に行ったとて見ることは出来ないでしょう...
上村松園 「京の夏景色」
...人間の髪を結う様に結ってあり...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...仮令(たとえ)美術家にもせよ、髪まで結うとは、驚いた男だ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...わたしが結うた鉢の木のてりてり法師に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...暫くして女が髪を結うために履(くつ)を脱いで牀(ゆか)にあがると...
田中貢太郎 「阿宝」
...それからまた女の結髪が昔の娼婦などの結うた「立(た)て兵庫(ひょうご)」にどこか似ているのも面白い...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...そうして髪も時々は島田にでも結うのであったら...
寺田寅彦 「柿の種」
...髪も結うようになった...
寺田寅彦 「どんぐり」
...さ、髪を結うて、化粧をして、着物を――蔵から出して来て――」益満は、金包を、眼でさして「その辺へ、仕舞っときな」「でも――」「と、遠慮するような、昔は、仲でなかったのう...
直木三十五 「南国太平記」
...長火鉢の側で髮を結うて居るおふさを見た...
長塚節 「おふさ」
...盆が來るといふので母が結うてやつたのであらうか油がつや/\として居る...
長塚節 「旅の日記」
...僕は子供の時に頭髮を結うて貰つた...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...下にちょいと垣を結うた粋(いき)な妾宅があった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...国勢調査のとき、はじめてそれがわかってな、なんでも、まだ、チョン髷結うた、奇妙なサムライが山奥に居るちゅうんで、官員さんが調べに行ったらな、刀さしたのが出て来て――もう、源氏は亡びたか、と、きいたというわい...
火野葦平 「花と龍」
...銀杏返しの髪を結うとる...
火野葦平 「花と龍」
...妻君も苦笑いして下を向くは折々二度の髪を結う性(たち)と見えたり...
村井弦斎 「食道楽」
...木戸を結う者など...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「ノッポの甘川歌枝ん坊――オ……梯子(はしご)をかけてエ――髪結うてエ」と上級の男生徒が遠くから笑ったりしました...
夢野久作 「少女地獄」
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