...細かに訊いては佐川と比較してみるのである...
上田広 「指導物語」
...他人の仕事をもかく細かに注目し...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...細かに入つて行つた気分と事実とが必要なのだ...
田山録弥 「スケツチ」
...六つにしてはまめ/\しすぎるほど細かに話して...
徳田秋声 「チビの魂」
...闇(やみ)を照す月の色に富士と三保の松原が細かに彫ってある...
夏目漱石 「虞美人草」
...これまでのいきさつを細かに話してくれたのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...筆を巧(たくみ)に事細かに書(かい)て遣(やっ)たことがある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...事細かにランプの説明をして呉れるのであつた...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...彼女の今迄のあの場合の動作を細かに回想して...
牧野信一 「毒気」
...その用意の細かに感じ...
南方熊楠 「十二支考」
...家庭料理の上等にすると鳥の生肉を肉挽器械で挽いて鑵詰の雁の肝を入れて先日お覚えになった白ソースへ仏蘭西松露(ふらんすしょうろ)即ちトリフと西洋茸(せいようきのこ)即ちマシルームとを細かに切って入れて鳥の肉と一緒に塩胡椒を入れて長く煮て一晩涼しい処へ置きます...
村井弦斎 「食道楽」
...ただし鍋の中にて能く掻き混ぜねばならず一人前に玉子二個の分量にし中へ生のトマト二個の皮を去り細かに切りて混ぜ合せ焼くもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...竹の子を御飯へ炊き込む時蒲鉾(かまぼこ)かあるいは海老(えび)の肉を細かに切って一緒に入れると一層美味しくなります...
村井弦斎 「食道楽」
...細かに編んだ羅(うすもの)の奥に隠してしまった...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...黒田藩のお納戸の乱脈を細かに調べ書きにしたものが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...先輩として事細かに教え合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...事細かに訊き取ってはみたものの掴(つか)み得るところは何もない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼は、蒲団にかけた手を、又静かに戻して仕舞うと、今度は、全身の注意を、細かに砕いて、彼女の方へぴったり、摺り寄って行った...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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