...これも或は細かい所は間違つてゐるかも知れません...
芥川龍之介 「河童」
...そういう細かい点にはいってくると...
上村松園 「作画について」
...柄は細かい地味なのが流行りまして...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...それが細かい物にまでも...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...例により珠算(たまざん)と、細かい字と、硫黄の標本をつくったり、種々にして手に入れる硫黄の一つまみを燃したり製煉したりして、庭隅に小さな釜をこしらえたりして首をひねっていた...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...龕灯(がんどう)いらずに物もさがせば細かい仕事もするという奇態な眼を持っているので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それになんだか薄黄と薄紫の細かい...
堀辰雄 「春日遲々」
...彼は懐ろから財布を取り出すと細かいものまで丹念に計算を始めた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...泥にまじったこの草の細かいその実すなわち種子様小堅果を偶然に脚へ着けるか...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...いくらお金をもうけてどうするという細かい勘定(かんじょう)をしていらしったのだからそれはずいぶんお金が要(い)るようよ」わたしはガラスのフレームが百枚(まい)千八百フランもすることを聞いていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...見たいものだ」「父さんは品物の細かいことは忘(わす)れているかもしれない」「どうして子どもがかどわかされたとき着ていた着物を...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...細かいことでいろいろの心持を経験して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...じつに細かいことが細かい字でぎっしり書いてあったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...しぜん家中の細かい内情には不案内だったし...
山本周五郎 「落ち梅記」
...細かい部分は筆者から質問したものであるが...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...灸の眉毛(まゆげ)には細かい雨が溜り出した...
横光利一 「赤い着物」
...萩戸と目の細かい絵簾(えすだれ)に囲まれながらも...
吉川英治 「夏虫行燈」
...楊柳(やなぎ)小路などの細かい人家が櫛比(しっぴ)している所だったが...
吉川英治 「源頼朝」
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