...累々(るいるい)と実を綴(つづ)ったまま...
芥川龍之介 「桃太郎」
...ケプラーの家族はプロテスタントの信徒であったためにいろいろの煩累に悩まされなければならなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...佐助は前に述べたごとく江州日野の産であって実家はやはり薬屋を営み彼の父も祖父も見習い時代に大阪に出て鵙屋に奉公をしたことがあるという鵙屋は実に佐助に取って累代(るいだい)の主家であった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...未だ之れを以て伊藤侯を累はすに足らず况んや大隈伯の財に於ける...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...周囲に累積する迫害と身内に燃ゆる焔...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...累々(るいるい)と往来を塞(ふさ)がれている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...美くしい空の下に累々(るいるい)と点綴(てんてつ)していた...
夏目漱石 「明暗」
...累々と押込んであるではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先づ「真景累ヶ淵」の宗快豊志賀父子が根津惣門前に居住してをり...
正岡容 「根津遊草」
...連累(れんるい)という意識が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...主人公ジャックの人間形成のモメントを以前の人々のようにただその人にとっては深い意味をもつ日々の身辺的小事件の累積にだけ見なかった...
宮本百合子 「生きつつある自意識」
...此人は増田氏累世中で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...ところに繋累(けいるゐ)なき外人(よそびと)は...
森鴎外 「舞姫」
...または沖縄の累代(るいだい)の祖先を納める霊墓より立派な形相のを見たことがありませぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...坂本には係累なし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...累世(るいせい)四百年も漢室に仕えてその禄を食(は)みながら...
吉川英治 「三国志」
...張松は実地に諸州の情勢を見てきた者だし、王累や黄権は、国外の実情にうとい...
吉川英治 「三国志」
...累(るい)をなして行くことも惧(おそ)れている...
吉川英治 「平の将門」
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