...素読するのであるが...
有島武郎 「私の父と母」
...その市村先生のところへは夜分漢学の素読やお講義を聴きに参りました...
上村松園 「作画について」
...また余の叔父(おじ)なる人にも就きて素読(そどく)を修めり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...これらは厭々(いやいや)素読を教はつたばかりだが...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...これで素読が終るのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朝の素読席では生徒へ素読を授けねばならぬので私もそれらに従事した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...夙(はや)く既に『大学』の素読(そどく)を教えられた...
永井荷風 「西瓜」
...きちんと袴をはき小机をあひだに先生と向ひ合に端坐し、子の曰(のたまは)くと、何のことやら訳の分らぬことを棒読にして来た、素読の稽古から、家へ返るが否や、またもや客間へお辞儀に出て、しびれを切らさねばならないのかと思ふと、それがいやさに、馬車のことも忘れてしまつて、付添の女中の驚くのを見返りもせず、縁側から庭へ飛下り、植込の中へ逃込んでしまつた...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...素読される書物の記事には...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...素読といえば『大学』からして始めたようなものだ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...朝の素読に教えて呉(く)れた人と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...現に観山翁に孟子の素読を学ぶ時なりけん...
正岡子規 「読書弁」
...躋寿館に於る当時の職は素読の師であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...素読もこれと同じだった...
柳田国男 「故郷七十年」
...難曲の名人綾瀬太夫素読みのような酒屋のさわり東都の義太夫に重きをなした初代綾瀬太夫...
山本笑月 「明治世相百話」
...詩経の素読をさずけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...素読の声と講義に一日暮れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...邸内を掃(は)き、門を開(あ)け、落葉の山に火をつけて、門番が朝飯を食べているころ、北条新蔵は、朝の素読と、家臣相手の撃剣の稽古(けいこ)をおえ、汗の体を井戸端で拭いて、ついでに厩(うまや)の馬たちの機嫌を覗(のぞ)きに来る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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