...純然たるアトリエとして建築したものだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...全くの自己流でまた純然たる日本風を以て任ずるものであります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...純然たるファッシズムの道を開拓する他はない...
戸坂潤 「辞典」
...之を純然たる分析的演繹の論理にまで仕上げたのは...
戸坂潤 「辞典」
...純然たる外交問題である故...
戸坂潤 「社会時評」
...併し元来軍部団は純然たる精神主義であることは出来ない理由を有っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又桂子の純然たる山縣系統として閣下の屬僚と親密の關係あるを知るものは此の一侯一子が文相更迭問題に付て閣議分裂したる際にも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れは純然たる無宗教的冷頭を有するを異なりとするのみ是れ彼れが自由黨に於ける信用の...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる心理解剖作家である...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...唯ゴンクウルが何らの道徳的判断を下さず純然たる芸術的興味に基(もとづ)き自由に完全にこれを観察しなほかかる場合には往々浮世絵師の喜んでなす突飛(とっぴ)なる滑稽(こっけい)頓智(とんち)の妙(みょう)を能く了解したる事...
永井荷風 「江戸芸術論」
...純然たる物理学の範囲の研究であって...
中谷宇吉郎 「墨色」
...これこそ大見識を有している偉人に相違ないと思い込んだ天道公平事(てんどうこうへいこと)実名(じつみょう)立町老梅(たちまちろうばい)は純然たる狂人であって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あの男はヘルッオグという本名をもった純然たる猶太(ユダヤ)系で...
久生十蘭 「だいこん」
...純然たる概念を超えないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...官吏は純然たる帝室の隸屬にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...内行の一点に至りては純然たる旧日本人の本色を失わざるもの多し...
福沢諭吉 「日本男子論」
...純然たる遊戯になるまでなお残っていて...
柳田国男 「こども風土記」
...さらに純然たる幻想の物語を...
和辻哲郎 「院展遠望」
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