...とり紊したる思ひの多い人達に...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...それは社会の安寧と秩序との大なる紊乱を生ずるもととなる...
大杉栄 「征服の事実」
...それが「人心を惑乱し軍秩を紊乱しまたは財界を攪乱する目的」で治安を妨害するらしいと判定されるかも知れない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...挙国一致を紊るものは政友会だというわけであるが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...久しければ輙ち懈弛して秩序を紊るの失態を見ると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...独り我輩の怪む所は一百余の代議士を有する大政党が斯くの如き醜怪なる人物をして擅まに其党規を紊乱せしめて憂へざること是れなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...多良井家の内幕の紊亂(びんらん)を訴へれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...軍紀紊乱の廉で六カ月も施錠されていたという太田一等兵は...
久生十蘭 「ノア」
...此故に善に執する者は二氏の行動を追及して社会の風紀を紊乱する者なりと云ふ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...世間の風儀が紊(みだ)れるばかりだとか...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...世道の紊乱(びんらん)が...
山本周五郎 「花も刀も」
...その忙しさの裡面には風儀の紊乱が潜んでいる場合が多い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「年をへし糸の紊れの苦しさにという...
横光利一 「旅愁」
...十常侍らが政事を紊(みだ)して帝の御徳を晦(くろ)うし奉っている事はきょうのことではありません...
吉川英治 「三国志」
...朝廷の儀礼と尊容を甚だしく紊(みだ)すものです...
吉川英治 「三国志」
...その答えも平常の彼とも思えないほど紊(みだ)れていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふしぎにも少しの紊(みだ)れもない小声で...
吉川英治 「新書太閤記」
...一点も紊(みだ)してはいない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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