...約言すれば、奉仕の内面的根據は常に對象に對する我等の「愛」でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...親と親との口約束はもうすんだということを郁治は話した...
田山花袋 「田舎教師」
...さて以上の心理から起こるアタヴィズム的傾向は連句の規約上厳重に抑制せられるから...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...同條約文の第六條に...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...同志への誓約を、果した上は――」「果したとは云えぬぞ」「果したことにしておけ――あれが、唐崎であろう...
直木三十五 「南国太平記」
...伯母さんは お稽古のすむまでちやんと戸のそとに番をしてゐる といふ約束で出ていつた...
中勘助 「銀の匙」
...あの兄がHさんに対して旅行しようと約束する気分になったとすれば...
夏目漱石 「行人」
...代助は凡てを話すに約十分許を費(つい)やした...
夏目漱石 「それから」
...皆んな奧の部屋に列んで居たわけだな」「さうなんです」「ところで此家(こゝ)の住み心地はどうだ」「皆さんよくして下さいます」「給料は?」「年一兩のお約束ですが――」「それより多いのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ日本に義士なき乎(か)、ああこの国辱を雪(そそ)がんと欲するの烈士、三千七百万中一人(いちにん)も非ざる乎、条約改正なき、また宜(むべ)なる哉(かな)と、内を思い、外(ほか)を想うて、悲哀転輾(てんてん)、懊悩(おうのう)に堪(た)えず...
福田英子 「妾の半生涯」
...ラルフが約束してくれた……」ラルフの名前をつぶやいてメアリが赤面した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私はお前にもうじきに聖い名を与える約束をしたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...この時余の同級生は皆片隅の机に並んで坐つて居たが(これは始より互に気脈を通ずる約束があつたためだ)余の隣の方から問題中のむつかしい字の訳を伝へて来てくれるので...
正岡子規 「墨汁一滴」
...そのことが私の永生を約束する...
三木清 「人生論ノート」
...三月二十四日予約申込ズミです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やがて、弦之丞に会った時、お綱から、約束を迫られて、恋の橋渡しをせがまれた時には、さて、どうして諦(あきら)めさしたものだろう?実をいうと万吉は、今度のいきさつがあってから、お綱の気性を見込んで、すべての真相を残らず打ち明けていたのである...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...つまらない約束のために失ってしまうことが悲しくもあり破滅な心地がした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...各約二十間ばかりの距離をおいて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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